save animal life 小さな命を救いたい

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夜行列車


モスクワ駅
不安と心細さの中、夜行列車に乗り込んだ。
目指すは、元レニングラードである「サンクトペテルブルグ」である。
モスクワから、10時間の列車の旅がはじまった。
それにしても、さすがはロシアである。
ロシアで第二位の人口を誇るペテルブルグまで
10時間もかかるとは・・・・、その広大な国土に圧倒される。

さて、車掌さんに聞きながら
(聞いても分からなかったけど・・・)
なんとか自分の席を見つけることができた。
同室するのは、ロシア人の家族のようである。
幼い少女に、お父さんのようだ。
とっても緊張する。
よくドラマや小説なんかでは、
こういうシチュエーションで心温まる交流というものが
あるのだが、私の場合は上手くいくのだろうか??
ドキドキしながら、そして幾分の期待を胸に
「お菓子、いりますか?」と声をかけてみた。
ところが、ところがである。
ロシア人の父と娘は、明らかに私に疑惑の目を向ける。
これにはショックを受けた・・・。
そして、一言「いらない」と言われてしまうのである。
勇気をふりしぼり、声をかけた私の頑張りは一体何だったのだ!
うちのめされて、それから一言も話すことはなかった・・。悲

そしてさっさと就寝をした。
おやすみ。
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